今年もBUILDING DIGNITY展を開催します。

今年も10月25日(土)から11月3日(月・祝)までの10日間、BUILDING DIGNITY展を開催いたします。

今年は昨年開催した吉川精密株式会社構内の旧東京製綱赤煉瓦事務所棟(高浜会場)だけでなく、門司往還沿いの旧岩松助左衛門生家跡を会場に加え、単体の歴史的建造物のみならず、参勤交代路として開かれた街道のまちなみにも目を向けていただくきっかけになればと考えています。

昨年のBUILDING DIGNITYでも、写真では全てを伝えることの出来ない作品、実際に見てみなければ理解しにくい作品を集めたつもりですが、今年のBUILDING DIGNITYは、単に展示された作品を見るというだけでなく、ワークショップやライブコンサートといった参加型のプログラムを用意しています。身体的な感覚を通して、建物や町並みへの新しい受け止め方をしていただければ幸いです。

思い出を共有する方々

本日は朝から東京製綱時代に勤めていらっしゃった方々も何組かお越し下さり、建物の周りで当時の思い出話に花を咲かせる即席のOB会のような光景もみられました。
建物そのものも重要ですが、そこでの物語を共有する方々と時間を共有できる機会を作ることもまたわたしたちの重要な役割であると考えています。

ライトアップのご案内

展覧会最終日の11月24日17:30からは、クロージングに出展作家である石垣充による懐中電灯を使った「勝手にライトアップ」を行います。

前日からは新日鉄住金の煙突のライトアップも始まります。普段は見られない夜の赤煉瓦建築との共演をぜひ見にいらしてください。

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